「ポリ袋なしの日」
今日、「トゥオイチェ」の電子版で、「Ngay khong tui nilong」という記事を見つけました。
「ポリ袋なしの日」という意味になると思います。
日本ではすっかり定着した感のある「レジ袋有料化」。
昨今の「エコバッグ」ブームには、どこかうさんくさい感じも受けますが、「何でも使い捨て」の風潮を見直すのは、意味のあることだと思います(私自身の生活をかえりみると、あまり偉そうなことは言えませんが…)。
ベトナムでは、スーパーマーケットや大きな書店などに買い物に行くと、まず入り口でカバンを預けなければなりません。
レジでは、買った品物をポリ袋に入れて、丁寧なことに、レシートをホッチキスで止めて渡されます。
おそらく万引き防止などの意味があるのでしょう。
ベトナムでは、当分「レジ袋要りません」みたいなことは難しいだろうな、と思っていました。
ところが、昨日9月9日、ベトナム中部のホイアン市で、「ポリ袋なしの日・ネイチャーデー」の試みが行われた、というのです。
まだ詳しく読んでいないのですが(ベトナム語なので、読むのに気合と時間が必要です…)、多くの市民や商店がこの運動に参加したようです。
昨年、JICAのプロジェクトで、ホイアン市の資源環境局長と、ホイアン市の沖合いにあるチャム島の方が、ゴミ問題の研修で1ヶ月ほど沖縄に来られていました。受け入れを担当したのは、沖縄リサイクル運動市民の会です。留学生のカンくんが、通訳として活躍してくれました。
その後リサイクル運動市民の会の古我知さんやカンくんに聞いたところ、研修を終えたホイアン市の方は、こちらが期待した以上に、積極的にいろいろな取り組みを始めている、ということでした。
「ポリ袋なしの日」も、おそらくその試みの1つなのだろうと思います。
思いがけず、「トゥオイチェ」紙の記事で、古我知さんたちが広げた波紋の1つを知ることになりました。
ゴミ問題の研修は今年も継続していて、ちょうど今、またホイアンから新たな研修員が来ているようです。
研修の間は古我知さんたちも超多忙なようなので、一息ついたら、いろいろとお話しを聞いてみたいと思います。