災害翻訳ボランティア
友人から、災害翻訳ボランティアを至急求めている、という情報をいただきました。
私もメールを見ただけなので、まったく詳しくはないのですが、群馬大学の方などが取り組んでいるプロジェクトで、日本で災害に遭った外国人のために、避難所や生活物資などの必要な情報を多くの言語で提供する、というものだそうです。
今回の震災では、おもに茨城県で被災した外国人のために運用されているのですが、とくにベトナム語とインドネシア語の需要が多く、登録者が少ないため、お手伝いできる方を至急求めている、ということでした。
これまで留学生などに聞いた範囲では、ベトナム人が大きな被害を受けたという情報は受けていない、と聞きましたが、これほどの震災なので、いろいろな形で被害を受けて支援を求めている方がいるのだと思います。
登録するとメールで翻訳の依頼が流れ、できる方がメールで回答して、翻訳して送る、というやり方になっているそうです。
また、スカイプ電話を使った通訳のサービスも始めているということです。
登録は、
http://www.multiculture.jp/htdocs/?page_id=24 からできます。
私も知人にメールを転送したところ、東京周辺に住む何名ものベトナム人の方から「登録しました」「詳しいことを教えて」といったメールが返ってきました。
すばやく応じてくれて、感謝です。
昨夜のニュースでは、今回の震災で、なんと700名以上のタイ人が行方不明になっており、ほとんどは日本人と結婚した女性たちだと聞きました。
あまりの人数の多さにびっくりしましたが、タイ人の方たちだけでなく、本当に多くの外国人が被災して、切実に情報を求めているのだと思います。
インターネットを利用した翻訳・通訳ボランティア、被災直後は停電してしまうので機能しないかもしれませんが、その後の生活支援には、とても有意義な取り組みだと思います。
私もできればお手伝いしたいですが、まだまだ実力不足なので、たぶん意味不明なベトナム語になってしまって、かえって混乱させてしまうでしょう。残念です…。