帯状疱疹

クアン

2014年10月06日 19:53

長いこと、更新をしていませんでした。
とりあえず、青葉奨学会沖縄委員会の活動は、細々と続いています。

今年は、ベトナムの90名の生徒たちに奨学金を送っています。
ベトナムの事務局からは、これからも支援を続けるように要請を受けていますので、可能な範囲で続けていきたいと思っています。

個人的な話ですが、8月の後半に、少し体調を崩しました。
1週間ほど軽い頭痛が続いて、おかしいなあと思っていたら、そのあと左目の周りが腫れあがって、お岩さんみたいな顔になってしまいました。
ふだんあまり病院に行かないのですが、さすがにびっくりして皮膚科に駆け込むと、「帯状疱疹ですよ」ということでした。

当初は抗ウイルス薬を飲んで在宅で治すつもりだったのですが、その日に無理をして仕事をしたら、夜には発熱や吐き気も出てきました。
もしかしたら薬の副作用かもしれない、と思って翌朝もう一度診察に行くと、「この状態では入院してしっかり治したほうがいいですよ」と言われました。

これまで病気らしい病気をしたことがなかったので、「入院」と言われて驚きましたが、まじめに体調が悪かったので、ある意味ほっとした気持ちにもなりました。じっくり休めるし、一日三回、食事も出てきますからね…。
紹介状を持ってT病院に行くと、やはり「入院して治しましょう」ということでした。

ベッドに横たわって点滴を受けながら「まるで病人みたいですね」と言うと、看護師さんから「立派な病人ですよ」と言われました。
帯状疱疹の場合、8時間おきに抗ウイルス薬の点滴をするのが基本のようです。
帯状疱疹で入院する例は多くないかもしれませんが、顔や頭に出た場合は視力低下などの後遺症が残ることも多く、早い段階でしっかり治療する必要があるそうです。
点滴の効果はてきめんで、熱は1日で下がり、顔面の腫れも3日ほどで大体引きました。

帯状疱疹は、皮膚症状のほかに神経の痛みに苦しめられることが多いようです。
私の場合も、頭からおでこ、首、一時はわきの下まで痛みがあったのですが、幸い激痛にはならず、痛み止めをもらって我慢していました。

1週間ほど点滴治療を続けて、痛みは少し続いていましたが、とりあえず退院することができました。
当たり前のことではありますが、適切な治療を受けられることの有難さを、しみじみと感じました。

退院してから1か月が過ぎ、現在、体調はほとんど戻っていますが(体力はちょっと落ちているみたい)、左目の周りの痛みや痒みが、まだ少し残っています。
ときどき、虫が這っているような違和感もあります。
神経がウイルスに攻撃されるため、皮膚症状がおさまってからも、神経の痛みや違和感が続く場合が多いそうです。

先週も診察を受け、「なかなかすっきり治らないものですね」と言うと、「大抵そういうものですから、気長に見ていきましょう」ということでした。
完治には、もしかしたら年内いっぱいぐらいかかるのかな? ひどい後遺症にならなくてよかった、と考えるべきでしょうね。

当分、無理は避けて、ちゃんと治したいものです。