デンロン作り

クアン

2010年09月12日 08:52

「デンロンを作ってみましょうか」
9月23日に予定している「中秋節のつどい」。どんな内容にしようか、ベトナムの留学生と相談していたとき、カンくんからそんな提案がありました。
「あんまり時間もないけど、作れるの?」
「大丈夫ですよ。ぼくの子どものころには、みんな自分で作っていましたから」

デンロンとは、星や魚などをかたどった提灯のようなもので、中秋節の頃の夜、ベトナムの子どもたちはこれを持って歩きます。
23日のつどいでは、参加者の皆さんとデンロンを一緒に作りながら、留学生たちに中秋節の話をしてもらおうと考えています。

とはいっても、私はデンロンを作ったことがありません。
当日いきなりでは、うまくいくかどうか、心もとない。一度試しにデンロン作りをしてみよう、ということで、昨夜ONCに集まりました。

デンロンにもいろいろな形がありますが、まずはいちばん作りやすい星型のデンロン(デン・オンサオ)を作ろうということになりました。
カンくんやルオンくんに要領を教えてもらいながら、竹ひごを組み合わせていきます。



2つの星をあわせて、立体的にしていきます。慣れない作業なので、なかなかうまくいきませんが、みんなでわいわい言いながら作っていくのは楽しいものです。
ONCインターンのM子さんは、「めっちゃものづくりだよね!」
するとある人が、「それって、『超ものづくり』ってこと?」
「はあ?」 若い人の言葉は、おじさんにはよくわかりません…。



星の形になりました。



竹ひごの骨組みに、色セロハンを貼り付けていきます。



なかなかきれいなデンロンができました。中にろうそくや電球を入れるともっときれいになるそうですが、私たちの作品では、ろうそくはちょっと危ないかも…。

まあとりあえず大体の要領はわかりました。23日も、なんとかなりそうです。

いまではベトナムの子どもたちも、デンロンは自分で作るよりも店で買ってもらうことが多いようですが、手作りの素朴なデンロンもいいものですね。23日、楽しく作りましょう。

いい天気になりますように。

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