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2010年11月23日

次回のアジア大会では…

広州で行われているアジア大会。
陸上女子では、福島千里選手が44年ぶりの金メダルということで沸いています。
私もテレビで録画を見ていましたが、3位にはベトナムの選手が入りました。「3着はベトナムのティーホンブ」。
ティーホンブ? なんじゃそれ? そんな名前、ベトナムにあるかな?

調べてみたところ、正しい名前は、Vu Thi Huong(ヴー・ティ・フオン)です。姓のヴーを欧米人のように後ろに持ってきたために、「ティ・フオン・ヴー」という奇妙な名前になってしまったようです。
日本人も外国に行くとよく姓と名をひっくり返しますが、ベトナム人の名前は「姓+中間名+名」。姓を後ろにすると、「中間名+名+姓」となって、どうにもおさまりが悪いような気がします。
「チ・ミン・ホー」では、やっぱりおかしいでしょう?

まあそれはともかく、福島千里選手が注目されたおかげで、ヴー・ティ・フオン選手の走りも、何度も繰り返し見ることができました。
スタートはかなり出遅れましたが、後半のめざましい追い上げで3位に食い込みました。
表彰台での笑顔も素敵で、見とれてしまいました。ファンになりそう。

ヴー・ティ・フオン選手は東南アジアの女子短距離界では無敵の存在で、今大会でも優勝候補の一角と目されていたようです。
福島千里選手の快挙はもちろん嬉しいですが、フオン選手にも優勝してほしかったな…。

先日会員の方々とベトナムを訪ねたさい、カンザーのビンカン村で、Fさんの里子のキム・ガンさんという中学生の女の子に会いに行きました。
詳しくはもう一度報告したいと思いますが、ガンさんの家に行って最初に目に入ったのは、彼女の足でした。
特別に身体が大きいというわけではありませんが、実にたくましい足をしています。

学校の先生の話では、ガンさんはスポーツが得意で、なんとホーチミン市の1500メートル走の大会で優勝したのだそうです。
ホーチミン市は人口800万人の大都会ですから、その大会で1位とすると、かなりすごいことです。
でも、タイムはどれぐらいか聞いてみると、「その大会は順位を競うだけで、タイムは計っていない」ということでした。ビンカン村やカンザー郡の大会ならともかく、ホーチミン市全体の大会で、そんなに牧歌的なやり方をしているのかな?

ちょっとよくわからない部分もありますが、「ホーチミン市で1位」という話が本当だとすると、近い将来、ベトナムの代表選手になっても不思議ではありません。
ひょっとすると、次回か次々回のアジア大会では、キム・ガンさんの勇姿が見られるかも…?
ちなみにキム・ガンさんの名前は、漢字表記では「金銀」。名前から言うと、すでに銅メダルのフオン選手を超えています(かなりこじつけですが…)。

フオン選手と、キム・ガンさんのこれからに注目です。



Posted by クアン at 08:04│Comments(1)
この記事へのコメント
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Posted by まねリーマン三上まねリーマン三上 at 2010年11月23日 18:55
 
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