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2010年12月28日

那覇市聴覚部のクリスマス会

12月26日、会員のKさんのお誘いで、留学生のカンくん、ハーさんと一緒に、那覇市身体障害者協会聴覚部の皆さんのクリスマス会に参加してきました。
那覇市聴覚部のクリスマス会では、毎年誰か外国人を招いて、その国のお話しを聞く、という企画をしているそうです。
今年はブラジルの方を予定していたそうですが、来訪が延期になってしまい、急遽ベトナム人留学生のお話しを聞くことに変更になったのです。

私は以前にも一度、聴覚部の集まりに参加させていただいたことがあるのですが、お互いの手話でスムーズに意思が通じていく様子は、手話がまったくわからない私には、とても新鮮に感じます。
ちなみに、「ベトナム」を表す手話は、最近変わったそうです。
手話も、時代に応じて変わっていくのですね。

那覇市聴覚部のクリスマス会

カンくんは、たくさんの写真や動画を使って、ベトナムの風景や食べ物、言葉、文化、習慣などをわかりやすく紹介してくれました。
KさんとMさんが、交代で手話通訳をして下さいました。同時通訳ができるって、すごいなと思います。

ハーさんはアオザイを着て、ベトナムの衣装について紹介してくれました。
聴覚と視覚の両方が不自由な女性が、「アオザイに触れてみたい」ということだったので、ハーさんのアオザイに触れてもらいました。すると、「こんなに薄手の生地なの?寒くないの?」と驚いていました。

那覇市聴覚部のクリスマス会

まだ行ったことのないベトナムの話に、皆さん真剣に聞き入っていました。
水上人形劇の動画では、「人形を操っている人は、水の中に潜っているの?」と驚いた様子でした。
質問もたくさん出ていたので、ベトナムのことにかなり興味を持って下さったようです。
講演のテーマは「文化の違い」ということだったのですが、「ベトナムと沖縄の文化は、とても共通点が多いのですね」という感想が出ていました。

那覇市聴覚部のクリスマス会

講演のあと、全員で記念撮影。うるま市など、中部から来られる方もいて、40名以上の集まりになりました。
聴覚に障がいのある方は、家族とも日常会話がスムーズにできない場合もあったりして、今回のような集まりをとても楽しみにしているのだ、と聞きました。

那覇市聴覚部のクリスマス会

第二部はクリスマスパーティー。オードブルをいただきながらの懇談と、役員の方々が考案したゲーム大会です。
老若男女みんながそれぞれ楽しみました。

那覇市聴覚部のクリスマス会

聴覚部のメンバーの方の手作りの、豪華なケーキも出ました。
独身の私は、クリスマスケーキをいただくのは久しぶり。とても美味しかったです。

カンくんやハーさんにとっても、私にとっても、楽しく貴重な体験になりました。
本当にありがとうございました。



Posted by クアン at 23:46│Comments(2)
 
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