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2009年10月06日

アレン・ネルソン奨学金、来年スタートへ!

ベトナム青葉奨学会代表のホーエさんが、いま日本に来られています。
10月3日(土)には、青葉奨学会の支援団体のひとつである東京の「ベトナム子供基金」主催の懇親会があったので、私も参加してきました。

懇親会の中で、ホーエさんは「アレン・ネルソン奨学金」についても詳しく触れました。
9月13日、ホーエさんとドンズー日本語学校ダナン校の校長先生、日本語の先生の3名で、クアンナム省タムキーを訪ねて、「アレン・ネルソン奨学金」について話し合ってきて下さったそうです。

アレン・ネルソンさんについて、また奨学金発足のいきさつについても、説明してきて下さったそうです。
私たちも、生徒たちやベトナムの方々がアレン・ネルソンさんについて理解できるよう、ベトナム語の資料を作りたいと考えています。
今後、奨学生の選考などについては、クアンナム省の奨学会が担当して下さるということです。
どうやら、来年度からスタートできそうです。

私たちは、「アレン・ネルソン基金」と「アレン・ネルソン基金沖縄の会」から、約300万円をお預かりしています。
そのうちの240万円をベトナムに送金して、奨学金のための基金にあてるつもりです。
20万円は2010年度の奨学金にあて、残りの220万円をベトナムの銀行に預けて、その利子を運用して2011年度以降の奨学金にあてる予定です。

2010年度は、約200名の生徒たちに、年額20万ドンの奨学金を支給できそうです。
日本円に換算すると1000円程度の小さな金額なのですが、現金収入がほとんどない山間部などの生徒たちにとっては、大きな励ましになるということです。

クアンナム省は、40年ちょっと前に、アレン・ネルソンさんが米海兵隊の一員として駐留していた場所です。
大都市ダナンの近くに位置し、世界遺産ホイアンやミーソン遺跡などもあって、観光客にも馴染み深いところですが、山間部では依然として経済的に厳しい状況にあると聞いています。
先日の台風ケッツァーナでも、大きな被害を受けた地域のひとつです。
近いうちに、何らかの形で実際に現地を訪ねるつもりです。

なんとか、アレン・ネルソン奨学金のスタートにこぎつけられそうですが、アレンさんの遺志や、カンパを寄せられた方々の想いにこたえられるよう、これからも努力したいと思います。


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