2011年07月23日
グエン・タック&ホン・ベト
先日東京に行ったさい、「ホン・ベト」というバンドの松島さんから、「バンドのメンバーで暑気払いをするので、よかったら遊びに来てみませんか」と声をかけていただきました。
ちょうど時間が空いていたので、練馬区の松島さんのお宅にお邪魔することにしました。
「ホン・ベト(Hon Viet)」とは、「ベトナムの魂」という意味です。
ベトナム各地の民謡や、国民的作曲家チン・コン・ソンの作品をはじめとする歌謡曲・ポップスを演奏するグループです。
ベトナム人歌手のグエン・タック(Nguyen Ngoc Bich Thach)さんと一緒に、「グエン・タック&ホン・ベト」として、東京を中心に活動しています。
「ホン・ベト」のメンバーは、すべて日本人。ギターの松島さんを中心に、デジタルホンやベース、ピアノ、ベトナムの伝統楽器ダンバウ(一弦琴)といった編成で、笛やダングエット(月琴)なども加わることがあるみたいです。
私はバンドの誰とも面識がなかったのですが、あたたかく迎えていただき、チン・コン・ソンの「Mot buoi sang mua xuan(ある春の朝)」という曲を聞かせてくれました。
地雷を踏んで亡くなった子どものことを歌った曲で、悲しくも本当に美しいメロディーです。
この歌には日本語の歌訳もあるのですが、原詩とは大きく違った内容で、恋の歌になっています(これはこれで素敵な歌ですが…)。
松島さんは、やはり元の歌の思いを伝えたいということで、原詩に近い日本語の歌詞を新しく作って、ベトナム語の歌詞と一緒に歌っています。
タックさんは、ファム・ズイの「Ba me Gio Linh(ゾーリンのお母さん)」を歌ってくれました。
抗仏戦争の時代の歌で、静かな曲調でも、すさまじい抵抗を歌った歌詞です。
以前、私はこの歌詞を翻訳してみて、あまりの内容にショックを受けたのですが、タックさんたちベトナム人にとっても、特別な思い入れのある歌のようです。
タックさんとホン・ベトの皆さんは、さまざまチャリティーコンサートやイベント、留学生たちの集まりなどで、積極的に演奏活動をされています。
私自身、ベトナムの歌を少しでも紹介したいと思って、沖縄NGOセンターの勉強会で「ベトナム歌謡の夕べ」と題した集まりを持ったり(CDやDVDを紹介しただけですが)、ごくささやかな試みをしてきました。
今回初めて、東京でベトナム人と日本人が心を合わせて、ベトナムの歌を紹介しているグループがあることを知り、とても感動しました。
その2日後、浦和の「土瑠茶(ドルチェ)」という喫茶店で、グエン・タック&ホン・ベトの小さなライブがありました。
幸運にも、沖縄に戻る飛行機に間に合う時間だったので、聴きにいくことができました。
集まった方々も、それぞれベトナムと関わりのある方々で、素敵なライブでした。
タックさんとホン・ベトの皆さんは、11月3日に文京区でコンサートを予定されているそうです。
私も、ぜひ聴きにいきたい、もし可能なら、何らかの形で少しでもお手伝いができれば、と思っています。
ちょうど時間が空いていたので、練馬区の松島さんのお宅にお邪魔することにしました。
「ホン・ベト(Hon Viet)」とは、「ベトナムの魂」という意味です。
ベトナム各地の民謡や、国民的作曲家チン・コン・ソンの作品をはじめとする歌謡曲・ポップスを演奏するグループです。
ベトナム人歌手のグエン・タック(Nguyen Ngoc Bich Thach)さんと一緒に、「グエン・タック&ホン・ベト」として、東京を中心に活動しています。
「ホン・ベト」のメンバーは、すべて日本人。ギターの松島さんを中心に、デジタルホンやベース、ピアノ、ベトナムの伝統楽器ダンバウ(一弦琴)といった編成で、笛やダングエット(月琴)なども加わることがあるみたいです。
私はバンドの誰とも面識がなかったのですが、あたたかく迎えていただき、チン・コン・ソンの「Mot buoi sang mua xuan(ある春の朝)」という曲を聞かせてくれました。
地雷を踏んで亡くなった子どものことを歌った曲で、悲しくも本当に美しいメロディーです。
この歌には日本語の歌訳もあるのですが、原詩とは大きく違った内容で、恋の歌になっています(これはこれで素敵な歌ですが…)。
松島さんは、やはり元の歌の思いを伝えたいということで、原詩に近い日本語の歌詞を新しく作って、ベトナム語の歌詞と一緒に歌っています。
タックさんは、ファム・ズイの「Ba me Gio Linh(ゾーリンのお母さん)」を歌ってくれました。
抗仏戦争の時代の歌で、静かな曲調でも、すさまじい抵抗を歌った歌詞です。
以前、私はこの歌詞を翻訳してみて、あまりの内容にショックを受けたのですが、タックさんたちベトナム人にとっても、特別な思い入れのある歌のようです。
タックさんとホン・ベトの皆さんは、さまざまチャリティーコンサートやイベント、留学生たちの集まりなどで、積極的に演奏活動をされています。
私自身、ベトナムの歌を少しでも紹介したいと思って、沖縄NGOセンターの勉強会で「ベトナム歌謡の夕べ」と題した集まりを持ったり(CDやDVDを紹介しただけですが)、ごくささやかな試みをしてきました。
今回初めて、東京でベトナム人と日本人が心を合わせて、ベトナムの歌を紹介しているグループがあることを知り、とても感動しました。
その2日後、浦和の「土瑠茶(ドルチェ)」という喫茶店で、グエン・タック&ホン・ベトの小さなライブがありました。
幸運にも、沖縄に戻る飛行機に間に合う時間だったので、聴きにいくことができました。
集まった方々も、それぞれベトナムと関わりのある方々で、素敵なライブでした。
タックさんとホン・ベトの皆さんは、11月3日に文京区でコンサートを予定されているそうです。
私も、ぜひ聴きにいきたい、もし可能なら、何らかの形で少しでもお手伝いができれば、と思っています。
Posted by クアン at 22:09│Comments(0)
│ベトナム歌謡